“重文が100点以上不明 一部は中国に流出? 文化庁緊急調査 国宝発見も把握せず 2013.11.2 国民共通の財産であり、将来に引き継ぐべき国の重要文化財が、100点以上も所在不明になっていることが1日分かった。一部の重文については文化庁が長年にわたり所在確認を怠るなど、チェック体制の不備も浮き彫りに。いつの間にか中国でオークションにかけられていたケースもあり、海外への流出も懸念されている。 文化庁によると、昭和11年に「重要美術品」に認定された仏教文書「辨(べん)非(ひ)集(しゅう)」が今年7月、中国浙江省で開かれたオークションに出品され、約8千万円で落札されていたことが分かった。辨非集は京都・高山寺が所蔵していたが、行方が分からなくなっていた。 重要美術品は、昭和25年施行の文化財保護法以前の認定文化財だが、現在でも無断で海外に輸出することは禁じられている。中国でのオークション出品に対し下村博文文部科学相は1日の閣議後会見で、「今後、インターネットなどで美術品市場を随時確認し、重要美術品の無許可輸出の防止に努める」と話した。 一方、海外流出が懸念される所在不明の重文が100点以上もあることをめぐり、保護に努める文化庁や都道府県教育委員会の確認体制の不備も浮き彫りになった。 文化庁は平成22年2~3月、売買されることの多い個人所有の重文約800点について、都道府県教委を通じて調査を行い、約半数の所在がはっきりしないことが分かったが、その結果を公表していなかった。 盗難された国宝が発見されたのに、それを把握していなかったケースもある。 関係者によると、昭和37年2月、奈良・東大寺の国宝「金銅八角燈籠」の羽目板の一部がバールのようなもので取り外され、何者かに持ち去られる事件があった。羽目板はその後、境内で見つかったが、文化庁では発見の経緯を把握しておらず、金銅八角燈籠を現在も盗難国宝の一つに数えていた。 50年以上も実態把握ができなかったことに対し、文化庁担当者は「見つかったことも届け出がないと分からない」と弁明する。 多くの重文が所在不明であることを受け、青柳正規文化庁長官は「文化庁においても、国指定の重文の状況をフォローアップできていないことも原因の一つ」とし、定期的な確認方策について今後検討していく姿勢を示している。 http://sankei.jp.msn.com/life/news/131102/edc13110207580000-n1.htm”
こんな短期間に日本の寺社が焼かれている。そして本堂からは仏像などが消えている。消失した形で
2013年01月04日 京都市 愛染院敷地内住宅から出火、住職が死亡
2013年01月06日 福井県美浜町 西誓寺本堂が全焼、仏像を抱きながら住職が焼死
2013年01月13日 富山県魚津市 火の宮神社の社殿が全焼
2013年01月26日 福島県白川市 天神神社、本殿などが全焼
2013年02月11日 東京都八王子市 千代田稲荷大明神の拝殿が全焼
2013年03月07日 神奈川県座間市 栗原神社の神楽殿・民家2棟が全焼 米国籍15歳少年が放火
2013年04月01日 福島県飯舘村 山津見神社が全焼、一人の遺体が発見
2013年04月10日 熊本県玉名郡 片峯菅原神社の本殿・物置が全焼
2013年04月10日 東京都高尾市 千代田稲荷大明神の拝殿全焼 賽銭箱が空で逆上し放火、逮捕
2013年05月01日 東京都三鷹市 井の頭公園内の親之井稲荷尊神社から出火 放火の疑い
2013年06月08日 新潟県魚沼市 四日町諏訪神社の本殿 全焼 雷が原因か
2013年06月08日 大阪府富田林市 正受寺と前住職の住宅が全焼
2013年07月22日 岩手県盛岡市 瀧源寺の本堂全焼、しだれカツラの葉が熱で変色
2013年08月10日 愛媛県松山市 宝厳寺が全焼、国指定重要文化財「木造一遍上人立像」が不明
2013年09月11日 茨城県ひたちなか市 湫尾神社の本殿拝殿 全焼
2013年09月14日 茨城県ひたちなか市 金砂神社の本殿拝殿 全焼”