つくづく思うが仕事の 「責任と権限」はバランスすべき
その上でその両側の重さで「報酬」を決めるべき
ここがズレてる考え方がある
「報酬が高いんだから大きな責任がある!でも権限はやらん!」では仕事が出来ない
政府も同じ
「病床確保しろ!」でも「権限は無し」では出来ない
具体例を挙げよう。 これは慈恵医大の方のツイートだ。
「過去1年間の全国75私立医大/分院でのコロナ入院数で慈恵がトップ。でも通常医療はほぼ維持、コロナに直接関与しているごく一部の医師/NS以外に疲弊感もない。コロナを受入れている病院は都内650病院中わずか75(11%)。医療オールジャパン体制を構築する為に医療者が優先的にワクチン接種を受けたはず。 」
https://t.co/8ACyvn93y7
つまり医療者は優先的にワクチンを受けたが何らかの理由で都内病院の内、11%しか新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れていない。 そして政府や東京都には病院に対して強制的に新型コロナウイルス患者対応を実施させる権限はおそらく無い。
代々木や千駄ヶ谷をはじめとして、日本全国には共産党系の病院も多く存在しており、日本政府にあまり協力的で無い病院もあると想像できる。 https://www.min-iren.gr.jp/?p=42103
これが典型的な「責任と権限」の問題の一つだろう。
あなたは「政府は、東京都は何をやってるんだ!」と批判するかも知れないが、その法的な権限が無い政府や東京都には要請しかできないという事になる。
次の手は法律改正になる。その法律は「緊急事態宣言下においては日本政府または地方自治体は病院に患者受け入れを指示する事が出来る。従わない病院や医療者には◯◯の罰を課す。」というような主旨になるだろう。
この私権制限はもしかすると憲法改正を必要とするかも知れないが、「大きな責任と権限を与える」というのは、そのような事になる。
憲法改正である。
それを「責任を果たせ!」と批判して、手足を縛ってその責任を果たす為の権限を持たせないのは、矛盾した主張、もしくは「批判の為の批判」となる。
従って日本国民は選ぶ必要がある。
現在の法体系で病院が患者受け入れ拒否できる自由を行使する社会か? 法改正、憲法改正して緊急事態宣言下においては、政府や地方自治体が病院に患者受け入れを指示できる社会か?
それが「責任と権限」を実行できる社会という事になる。
8月29日追記) 「アフガニスタンで自衛隊は邦人救助しろ!」と叫ぶ野党
それならば自衛隊が海外で邦人救助できる憲法改正、法整備が必要だ。
責任を叫ぶが、権限を与えないのでは、責任は遂行できない。